料理音楽を通して日本を語る

トリノー2015年5月16日        L’articolo in italiano ⇒
フルート:モニカ・ガルディーニ、キーボード:アレッサンドロ・マッジョリーノ、ドラム:アレッサ ンドロ・メッレ、エレキベース:アレックス・ソマ、ヴォーカル:チエ・ワダの 5 人から形成された朋の音(この音楽グループの一時的名称)は 2015 年 5 月 16 日に会員制集会所《ラ・ポデローザ》でのイヴェントに参加。この企画は、「料理、音楽を通して近 代日本を語る」と題され、ヴィデオやスライド、生の音楽演奏を用いながら、明治維新から第二次大 戦を経て、2011 年の東北大震災に至るまで、現在の日本にまで繋がる問題点に幅広く触れた野心的な 企画であった。明治政府の西欧化政策、アイヌ民族への差別政策、「神風」の言葉の意味の説明、日本 人と桜の花との繋がり、第二次世界大戦への日本人の関わり方、現在直面している沖縄県辺野古新基地 建設反対運動、等々、二時間たらずの間にこれだけの問題に触れ、朋・アミーチからのメッセージを発 することが出来たのは、正に音楽の威力と言えよう。具体的には、朋・アミーチが去年から取リ組んで いた渋谷秀雄氏の写真集「未来へ」のトリノの市立図書館への寄贈が決まり、現在、イタリア語訳付 きの写真集がトリノ市内の 18 か所の市立図書館に所蔵されているが、イヴェント中にもこの写真集が 紹介された。この「未来へ」は、正に第二次世界大戦の遺跡の写真集。また、会員の木谷正道が進め ていた「囲碁のまち大船渡による復興と振興」請願書への署名を当日の参加者にお願いした。(右下は10,926筆の署名用紙が大船渡市役所に届けられた時の写真。)