成果

トリノ ‐ 2015年11月      2015年の年末にあたり、朋・アミーチ会員パオラ・カラットアレッサンドロ・メッレが到達した成果を紹介しよう。  Per la pagina italiana ⇒
去る11月11日、パオラは、トリノ大学人文学部日本語学科 のマジストラーレ過程を110点満点+秀の最高得点で終了した。マジストラーレ過程は日本の大学制度の大学院修士課程に相当する。修士論文は、「宮崎駿の千と千尋の神隠しの翻訳方法 の分析と技術的考察」と題され、この日本製長編アニメ作品の字幕に焦点を置いたものである。パオラは、千と千尋の神隠しの翻訳の形態を英訳と比較しながら分析したが、殊に日本語原文と英訳との間の意味のズレと句読法に関する問題点に注目せざるを得なかった。東洋映画のイタリア語字幕は大半の場合、英語訳を元に伊訳されているのが現状である。
パオラは、正確な翻訳のためには英訳を考慮せず、日本語から直接イタリア語に訳す必要あると感じる。 一年以上に渡る綿密な翻訳作業成果が教授陣から認められて高い評価に繋がり、修士論文の最高得点獲得に導いた。
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一方、朋・アミーチ結成以来の会員で現在運営委員の一人であるアレッサンドロは、 今年度(2015年ー2016年)、新しい自分の合気道場「無為自然」をトリノ県のサン・マウリツィオ・カナヴェーゼに開いた。アレッサンドロは、既に朋・アミーチのために数多くのヴィデオ制作を担当。2013年7月の合気道三段取得

新しい道場の名前「無為自然」は道教の原理であるが、Muishizen と日本語読みにしている点、日本国旗をロゴにアレンジしている点などから、合気道が日本の武道であることをアレッサンドロが重要視していることが覗える。また、鳥居を通ることにより聖なる領域に入るという鳥居の由来を「合気道」になぞらえて、ロゴに著した。つまり、合気道の実践により、より素晴らしい人間になることを目指すという願いを込めたロゴである。
                                   

 パオラとアレッサンドロは、今後も日伊の友好のために最善の努力を続けていくであろう。