ホロコースト犠牲者を想起する週間

カザルボルゴーネ – 2017年1月22日~1月30日   ⇒ L’articolo in Italiano
アウシュビッツ強制収容所は1945年1月27日に開放され、国連は2005年この日を「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」と制定し、ヨーロッパ各地でナチ・ファッシストの犠牲になった人々を追悼する行事や若い世代に戦争の悲惨さを伝える行事が行われる。トリノ市近郊の町カザルボルゴーネでは、同じく第二次世界大戦が起こした原爆の悲劇を市民に伝える写真展が開かれた。
             初日の1月22日は、ポデローザでと同じ開会イヴェントが繰り返されたが、朋・アミーチは、ポデローザの閉会イヴェントでのモスカ教授の講演内容をヴィデオにまとめ、それを平和首長会議から提供されたヴィデオ「ピカ・ドン」と「広島ー母親たちの祈りに続いて上映した。
                    
写真展示は1月30日まで延長され、教師に引率された中学生 も来場した。
大和音(ヤマト・オ)の音楽会を挿入したのは、なるべく数多くの人にこの写真展を見てほしいというカザルボルゴーネの町役場と朋・アミーチの願いから。
音楽会の模様はこちらから⇒
又、カルル・ブルックナーの小説「さだ子は生きる」の最終部分が地元の有志によって朗読された。「広島長崎の原爆投下」というテーマでで人々の関心を惹くのは難しい。しかし、来場した人々には、このような企画は決してただ過去の記憶を留めるためのものではなく、現実に核の脅威が迫っていることが認識された筈である。イヴェントへの参加者全員が核兵器禁止条約締結への要請書に署名していたことからも伺える。
      
2016年10月27日国連で、2017年3月から核兵器禁止条約締結に向けての交渉を始めることが、415ヶ国賛成、124国ヶ反対、74ヶ国棄権で決議された。しかし唯一の被爆国である日本も、イタリアもその決議に反対票を投じたのだ。賛成国が国連で占める割合は76%、ともかく交渉は開始されるのだ。核絶滅に繋げるためには世界中の人々の後押しは不可欠であろう。市民の意識を高めるためにも、この写真展がなるべく多くの場所で開かれることを期待する。尚、平和首長会議は、署名活動を続けている。   オンライン署名はこちらから ⇒

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